ChatGPTの吐き出す嘘を減らすには vol.4「条件付けについて」

ここまで色々な条件設定を考えたものの、ある項目についてChatGPTは頑なに言うことを聞かない印象を受ける。
特に副詞の扱いだ。

あなたは、私が指示した前提条件以外の答え方をすることがあります。
前提条件を絶対守らせるにはどう指示をしたらいいですか?

私たちは人工知能であり、プログラムされた範囲内でしか回答できません。前提条件が指示されている場合、それを最大限考慮し、正確な回答を提供するように努めます。ただし、前提条件が不明確である場合や、誤解が生じた場合は、より明確に指示していただけると助かります。

文型の成分は、主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)です。
修飾語(M)は文の成分に含みません。
副詞、副詞句は、すべて修飾語(M)とし、文の成分に含みません。
副詞、副詞句が修飾するのは、形容詞、副詞、動詞、文章全体です。
名詞、名詞句、名詞節は、主語(S)、補語(C)、目的語(O)になります。
形容詞、形容詞句、形容詞節は、名詞を修飾したり、補語(C)になります。
形容詞が名詞を修飾する場合、「形容詞+名詞」の語順になります。
形容詞句、形容詞節が名詞を修飾する場合、名詞の後ろに置かれます。
形容詞句を作るのは、to不定詞、分詞、「前置詞+名詞」の3つです。
分詞とは、動詞の性質を備えた形容詞です。
複数の選択肢がある場合、その根拠を示してください。
接続詞などでつながった長文の場合、主節の文型のみ答えてください。

この中で、誤解が生じやすいと思われる指示はどれですか?

「副詞、副詞句は、すべて修飾語(M)とし、文の成分に含みません。」という指示が誤解を招く可能性があります。副詞、副詞句は、文の中で様々な役割を果たすことができるため、文の成分に含まれる場合もあれば、含まれない場合もあります。例えば、「Quickly, she finished her homework.」という文では、副詞句「quickly」が主語の前に置かれ、文の成分として機能しています。

他の部分はどうでしょうか?

上記の文章で誤解が生じやすいと思われる指示は、以下のものがあります。

「すべての副詞、副詞句は修飾語(M)とし、文の成分に含まれません。」という指示は、正確ではありません。副詞や副詞句は、修飾語(M)としてだけでなく、文の成分としても使用されることがあります。例えば、"She speaks Japanese fluently." という文では、"fluently"が副詞であり、動詞 "speaks" の修飾語(M)であると同時に、主語 "She" の特徴を表す補語(C)としても使用されています。

また、文の成分の説明において、「主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)」のみが挙げられているため、他にも例えば前置詞句(PP)や副詞節(Adv. Clause)などが含まれることがあります。ただし、これらは文型の種類に含まれるわけではないため、その点は注意が必要です。

"She speaks Japanese fluently."は何文型ですか?

この文は第3文型です。主語は "she"、動詞は "speaks"、そして補語は "Japanese fluently" です。補語としての "Japanese fluently" は、述語動詞 "speaks" が表す動作の性質を説明するために用いられています。

実際の英文法のルールと違っていても、「すべての副詞、副詞句は修飾語(M)とし、文の成分に含まれません。」という指示を守らせることはできますか?

実際の英文法のルールと異なっていても、特定の文法概念や用語を使って指示することは、混乱を招く可能性があります。言語においては、用語や概念は変化することがあり、特定の文法規則が時代とともに変化することもあります。そのため、誤解を招くことのないように、できるだけ正確かつ分かりやすい指示を行うことが重要です。ただし、あくまでも指示は、英語の文法ルールを正しく理解し、正確な情報を提供することを目的としています。

この部分、やけにこだわるね。
「ただし、あくまでも指示は、英語の文法ルールを正しく理解し、正確な情報を提供することを目的としています。」

仮定の話として、「すべての副詞、副詞句は修飾語(M)とし、文の成分に含まれません。」という指示を守らせることはできますか?

仮定の話として、文法のルールを無視して、「すべての副詞、副詞句は修飾語(M)とし、文の成分に含まれません。」という指示を守らせることはできます。ただし、これは正確ではない指示であり、正しい英語の文法を学ぶ上で混乱を招く可能性があります。より正確な文法の指示を学び、理解することが重要です。

これが最優先の条件となっているらしい。
「より正確な文法の指示を学び、理解することが重要です。」

あなたは"She speaks Japanese fluently." という文では、"fluently"が副詞であり、動詞 "speaks" の修飾語(M)であると同時に、主語 "She" の特徴を表す補語(C)としても使用されています。と言いましたが、副詞は補語になれないのは英文法の基本ではないのですか?

副詞が補語になることは基本的にありません。補語は主語や目的語、またはそれに準ずる役割を持つ名詞や形容詞であり、動詞の状態や性質を表現します。ただし、"be" 動詞(am, is, are, was, were, be, been, being)を含む文では、主語の状態や性質を表現する形容詞的補語が副詞ではなく形容詞でなければなりません。例えば、"She is fluent in Japanese" という文では、"fluent" は "be" 動詞の補語として形容詞的に使用されています。

ではあなたが"She speaks Japanese fluently." という文では、"fluently"が副詞であり、動詞 "speaks" の修飾語(M)であると同時に、主語 "She" の特徴を表す補語(C)としても使用されています。と言ったのは間違いなのでは?

はい、申し訳ありませんが私の前回の回答は誤りでした。"fluently"は副詞であり、"She speaks Japanese fluently."の文では、動詞"speaks"の修飾語(M)として機能しています。補語(C)は、文の主語の状態や特徴を説明する名詞、形容詞、または過去分詞で構成されるもので、この文には含まれていません。再度確認し、誤った情報を提供してしまい申し訳ありませんでした。

あなたは「より正確な文法の指示を学び、理解することが重要です。」と私に言っておきながら、副詞に関する部分で何回もミスをしています。これを防ぐにはどう指示を出したらいいですか?

申し訳ありません。私の指示が不十分であったため、混乱が生じてしまいました。副詞に関する指示を補足し、明確にすることが必要であると思います。

副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、文全体などを修飾することができますが、文の成分としては、修飾語(M)として扱われます。補語(C)としての使用はできません。

以下のような指示を出すことで、より正確な文法の理解ができるようになるかもしれません。

副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、文全体などを修飾する修飾語(M)として扱われます。補語(C)としての使用はできません。
副詞句は、副詞に加えて、前置詞や接続詞などから成る句であり、修飾語(M)として扱われます。
副詞が修飾する要素は、副詞が直接修飾する語句と、その中に含まれる名詞や代名詞などです。副詞が修飾する要素が省略されている場合は、それが文全体であると解釈されます。
より正確な文法の理解のために、このような指示を守ることが重要です。

おっ!ちょっとまともな答えを言ったぞ。
これは参考になりそうだ。

ChatGPTの答えについて、以下のサイトのページが参考になりそうだ。
アシモフのロボット三原則みたいだな。

参照:ChatGPTの学習データと学習方法が知りたい

出力の評価に関する指示には大きく三つの判断基準が指示されています。

1つ目は有用であること。(helpful)
これは出力がユーザーの意図に沿っており、ユーザーのタスク解決に役立つことを意味します。
例えば、わかりやすく明確に書く、国際性に配慮する、与えられていない余計な文脈を推測して答えない、といったことです。

2つ目は、真実味があること。(truthful)
これは、出力が正確な情報を含んでおり、ユーザーを誤解させないことを意味します。
例えば、明らかに誤っていることをでっち上げない、要約のようなタスクで入力の情報以外の情報を入れない、といったことです。

3つ目は、無害であること。(harmless)
これは、出力が人々に物理的、心理的、または社会的な害を与えてはならないこと、機器や財産の損傷や喪失、環境への損害、人間の福利に必要な制度や資源への害を与えてはならないことを意味します。
例えば、偏見を持たない、差別的や攻撃的な表現をしない、求められていない場合は性的や暴力的なことを書かない、違法行為を助長しない、といったことです。
これらの基準は、評価の際にトレードオフになる可能性があり、その場合ほとんどのタスクでは、無害で真実であることが役に立つことよりも重要であるため、その方針に従って評価することが求められています。