地固め療法1回目の35日目、移植することに決めた

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地固め療法1回目の35日目

昨日見たこのページの

MDSの約1/3は急性骨髄性白血病に移行し、移植が不適応となった高リスク群の予後は半年~1年程度です。

この部分が頭から離れず、白血病の宣告を受けたとき以来の衝撃というか、不安...なんていうのかね、こういう感情。
絶望ってほどじゃないけど、気楽に考えていたのがいきなり崖から突き落とされるような。

今までの治療でそんなにツライ部分はなかったし、なんとなくこのまま地固めを4回やって、あわよくば化学療法だけで済むんじゃないかと思っていたのが、移植をしないと死にますってことになって。

去年、子宮筋腫の手術をしたから白血病が早期に見つかって良かったじゃんと思ったように、今回も早めに移植に切り替えてよかったじゃんと思えるようになるかな。

回診に来た先生に、こうなったらもうすぐ移植しましょうと話し、その方向で動き出した。
放っておけば死んじゃうし、移植に失敗しても死ぬけど、とりあえず今ならまだ助かる可能性が少しでもある方に動くしかない。
移植コーディネーターに姉の連絡先を教えて、まず姉から検査に来てもらうことにした。

Twitterで、若くして同じ病気で余命宣告を受けた子のツイートを見ていて思ったのは、自分はこの子と違って、人生のイベントは一通りやったということかな。
万が一ダメだった場合、子どもの成長が見れないことや、猫を譲渡してもらった際に最後まで面倒みますといった約束が果たせないのが心残りになるだろうけど。

移植に向けた治療が始まると何ヶ月か家に帰れなくなるので、抗生物質を予め飲んで、白血球を上げる注射をしてもらい、連休の後半を家で過ごさせてもらうことにした。
白血球を上げる薬を使うと、がん細胞も増えるリスクもあるので最低限しか使えないけれど。

でも、あとであの時こうしておけばと後悔しない選択肢を考えると、一度家に帰るというのは外せないと思う。
移植後の合併症で2~3割の人が死ぬ。
急変してそのまま病院から出られなくなる可能性だってある。
まず、子どもと猫をぎゅーっと抱っこしてからでないと、頑張る気力が出てこないよ。
死にたくないから受けた治療で、死んだほうがマシって思いをすると聞いていたので、考えただけで震えてしまう。

この記事を書くのに、「移植が不適応となった高リスク群の予後~」の部分を読み返したけど、移植がうまくいった場合は助かる可能性があるってことか。

今日は、さすがにぼんやりしている時間が多かった。
ときどき今後のことを考えてめそめそ泣いていたので、最後に自転車に乗り損ねた。

自転車と強度強め目の筋トレを朝晩やりました。