チェロの弦交換、ヘリコアとカプランのレビュー

4月の発表会に向けて、チェロの弦交換と弓の毛替え。
毎回違う弦、もしくは違う組合せを選んでます。
定番ではなく、誰も使ってない弦を探すのも、ひそかな楽しみ。

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前々回は、オールヘリコア。
前回ヘリコア&スピロコアだったので、ヘリコアの上位にあたるカプランを試してみました。
ADがカプランで、CGがヘリコアです。
Aがチタン、Dがニッケル、ヘリコアがタングステンと、みんな材質が違う。
音質がバラバラなのでは、とやや不安でしたが・・・。

いざ、ファーストインプレッション。
ヘリコアのCはいい!抜群の低音。

ヘリコアGは可もなく不可もなく。

カプランD。
うーん、これはなんとも扱いが難しい感じ。
ちよっと外すと、ザリザリした音になりそう。
ヘリコアより音量は出る。
キンキンはしない。

カプランA。
ぱーっと華やかな音質で、音量も出る。
ホールで弾くと映える感じ。
ラーセンに似てるけど、キンキンしないのがいい。

カプラン、今まで使ってたヘリコアに比べると弦がかたいので、少し慣れが必要かも。
今度はカプランの低音も試してみたいね。

さて、弦を換えて2週間経過・・・。
だいぶ新しい弦にも慣れて来ました。
最初難しく感じたカプランDも、さほど違和感がなくなった。
カプランAは、何しろヘリコアより断然音量が出るので、発表会向きだなと思った。
カプラン、使ってる人は、ほぼいないと思うけど、そんなに悪くないですよ。
ヤーガーやラーセンの金属音っぽい感じが苦手な人にはおすすめ。

ヘリコアは、弦を押さえた感じも柔らかく、音も柔らかめ。
カプランは、ヘリコアより弦が硬い分、音量が出て力強い感じがするのが特徴でしょうかね。

追記:しばらく使ってみての感想。
今まで使っていたヘリコアだと、他の人が使ってるラーセンやヤーガに埋もれる。
発表会用に変えたカプランは、発音がいいので、当たり負けしないない感じ。
先生のチェロや、バイオリンの人と一緒に弾いても違和感がなかったので、これでいこうと思っていたけれど、娘のピアノ単体と合わせると、音が異色すぎて合わない。
結局、ソロでは難しいけれど、トリオくらいなら使えるって感じかな。